住まいづくりを応援します/ミタキスペースファクトリー › 2010年08月10日
2010年08月10日
現場から見る歴史
工事を終えた現場の地面から大工さんが拾ったもの。
大正9年と刻まれた「1銭」硬貨。
大正9年(1920年)を検索してみる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/1920%E5%B9%B4
少し広げて見ると時代は「大正デモクラシー」
キーワードは「民主主義」と「政党内閣」です。
この硬貨が土に埋まり、土から出てきたら
民主主義も政党内閣も今の様な姿になってしまって、
硬貨の持ち主が見ていた未来とはどう違うのでしょう?
建築の現場、特に土の中には歴史があります。
土の上は様々な変化を遂げて行きますが、土の中は変わることなく
じっと地上を支えています。
住まいを建てることは人生の中でとても大きな事業で、多くの費用
を使いますが、歴史の中で見ると地面の上をほんのわずかな時間借
りている様なものだと思えてきます。
視点を変えるとまた違う住まいづくりが見えてくるかもしれません。
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