住まいづくりを応援します/ミタキスペースファクトリー

アナタに伝えたい”ちょうどイイ”住まいづくり”の話
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住まいづくりを応援します/ミタキスペースファクトリー › 2012年10月

2012年10月29日

Simple&Small for Slow&Smileその3

前回のブログに「豊か」という言葉を使いました。

そしたら今日は昔の荷物の中からとっても懐かしいものが出てきました。



これは大学の卒業設計のためにノートに記したコンセプト。

全天候型の子どもの野外活動施設が僕の卒業設計でした。それも何処かにあるはずなんですけど。

偶然にもそこに「豊かさ」の記述がありました。

生活の豊かさ三要素  「時間」 「空間」 「人間関係」

たかが二十歳そこそこの独身の自分が結構イイこと書いてるじゃん!

未来の子どもたちの事を考えてたのも少し誇らしく思います。

そして20年近く経って、この三つを大切に「コミュニティカフェ」を始めている事に驚きです。

三つ子の魂・・・

今の自分はゆっくりといろんな事を考え出来上がっているのだとあらためて思いました。

この卒業設計のタイトルは「アニマシオン」

英語のアニメーションの語源で「アニマ(魂)」をイキイキ、ワクワクさせることが教育だと訴えたのです。

そんな言葉はすっかり忘れていたので、20年も前の自分に教えられている不思議な気分。

Simple&Small for Slow&Smile

のスマイルは「魂」がイキイキ、ワクワクした結果なんだと。

そんな「時間」と「空間」を創る事が大切なんだとあらためて思うのでした。

  
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Posted by MSF・FF at 14:44 │Comments(0) │MSF2012

2012年10月19日

Simple&Small for Slow&Smileその2

まずはコチラを見てほしいな。

震災が起こる前からずっとこんな事を訴えて来た人たちが居ます。

Simple&Small for Slow&Smile はこの時に生まれたスローガンなんですよね。

そしてまた明後日21日に今年も開催されます。

生物多様性条約 COP10 開催2周年記念イベント

エシカル・デー・なごや2012/白鳥庭園の名古屋まつり “エシカルでいきましょ”

〜地球上の多様な命のつながりを大切に、環境・人・社会に優しく美しく〜


詳しくはコチラ→ http://satomiharada.com/?p=7122

オススメですので是非!!

さて、

「small」について

かつて日本の家を「うさぎ小屋」と言われ、日本人はバカにされたと思って来ました。

でもそれはただの誤訳で、フランス語で都市型集合住宅を表す 「cage a lapins(カージュ・ア・ラパン)が英語に訳され、
さらに日本語に訳された時に直訳で「うさぎ小屋」となってしまった様です。

「小さい」と揶揄したわけでなく、コンパクトに集合して暮らす姿を伝えただけだと思われます。

小さいことに対するコンプレックスはこんな勘違いから生まれているのですね。

これら様々なコンプレックスから、戦後の原動力はもっと豊かになることでした。

訪れた豊かな時代はまだまだ続いていますが、最近はどうも下り坂に居るように感じます。

下り始めたら「豊かさ」の本質を見ようという気持ちになって来ませんか?

先に書いたように本質を求め、考え方を「simple」にすると自然に暮らしは「small」になるのではないでしょうか。

日本の大きな節目である戦後の次の節目は震災後と言われています。

これからはもっと日本人らしい「small」な暮らしに自信を持っても良いのではないでしょうか。

僕もそのお手本であろう江戸の暮らしや、農村の形態などもういちど見直しています。

  
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Posted by MSF・FF at 13:29 │Comments(0) │Home Made Story

2012年10月10日

Simple&Small for Slow&Smileその1

simple & small for slow & smile

シンプルでスモールな住まいを提案するミタキスペースファクトリーの目標はスローで笑顔のある暮らしの実現です。

省エネ化、耐震化と大きなコストを必要とする現在の「住まい」において、シンプルでスモールな住まい(空間)はコスト・エネルギーを最小限に抑え、資金計画を練る上でも大きなアドバンテージとなります。

スモールでありながらも、頑強なフレーム(構造)を持ち、自分のライフスタイルにマッチした空間は、人と人との距離感をまた一歩縮め、住まい全体の一体感を演出します。そして、時間のゆとりやココロのゆとりを生み、笑顔のある人生をおくる基盤として、あなたを幸せな気持ちにしてくれるでしょう。


これはホームページに記した、これからご提案する住まいのコンセプトです。


アイフォーンは5になりましたが、ミタキは4S でいきますよ。

Sの一つ一つをブログにしてみます。


《 Simple 》

建築の雑誌などを見ていると「シンプルモダン」という言葉を良く見ます。

記事の写真を見ると住まいに於いて「シンプル」とはスッキリとした白い空間の事を言っている様に見えます。

間違ってはいないのですがミタキの「Simple」は見た目だけの意味とは少し違います。

住まいの建設に於いて各場面での判断基準を「Simple」にしよう!というのがその意味なんです。

例えば

構造(建物の骨組み)は複雑な形態になると、バランスや強度を保つために大きなコストとリスクを要す事があります。

また、外壁、屋根面の面積増加もコストを必要とします。そこで外観は出来るだけ「シンプル」な形状を基準にデザインする。

とか、

住まいは長い時間をかけて変化する場なので、最初は最低限で後からプラスするために「シンプル」な間取りにする。

とか、

流行、社会の変化など人の気持ちが変わったときに対応できる原理・原則を大切にした色や設備の「シンプル」な選択。

などなど、

長い時間住まいに関わって来た者しか分からない経験をお伝えしながら、皆さんが情報によって複雑になった頭の中を
「シンプル」な状態に戻して差し上げるのも私たちの仕事だと思っています。


6年程インテリアコーディネーターの資格講座で講師をさせて頂いていますが、テキストの中にこんな行があります。

「人間が生きていくための基本となる生活行為はそう変わるものではない。したがって住まいのインテリアを計画するにあたっては、”変化しない人間の生活”を基本に置き、それをどうとらえて、どのような考え方でまとめるかがポイントとなる。」

僕はこの一文を力を込めて生徒さんにお伝えしています。


構造は人命を守り、外観は、雨・風雪に耐え人をつつみ、間取りで寝る、食べる、話すなどの場をつくること。

”人間が生きていくための基本となる生活行為”これこそが変化することの無い住まいの「シンプル」な部分なのです。

それ以外は変化を要す”今だから必要な部分”と考え、住まいが衣替えするように変化できる部分にしておく。

これがミタキの考える「Simple」です。







  
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Posted by MSF・FF at 10:59 │Comments(0) │Home Made Story

2012年10月08日

本当の200年住宅

先日、いとこの結婚式で新潟県糸魚川市に行ってきました。

ここは、「ミタキ」の名の由来の地。

最近は訪ねる度に何か気付きをもらいます。(天国のじいちゃん、ばあちゃんありがとう。)

約4年ぶりに行くと、「ミタキハウス」という全く同業のおじさんが、築280年の民家を移築し、
地域の伝統、歴史を展示する「ふるさとの駅 よってきないや館」をオープンしていました。



廃材、古材、古道具、廃校の中にあった記念の品などを展示しながら、地酒、地域の野菜など
故郷のものを販売しています。

そして、その築280年の建物がこちら。







その迫力に圧倒されます。

そして豪雪に耐え、280年の時を経ても解体、再生される事実に感動です。

最初写真に解説がありますが、斜面に育った木の根が曲がっている事を利用した梁(はり)。

合掌造りで有名な合掌屋根の構造。地震に対応するためのヒューマンスケールぎりぎりの高さ。

雪、風、地震など大きな力が加わったときに建物がグッと踏ん張る筋肉の様な仕組みが見えてきます。

おそらく、この建物を新しい材料で造ろうと思っても、相当の費用と技術が必要でしょう。

コンピューターの計算ではその強さを実証することも限られた人しか出来ないのではないでしょうか。

分からないから280年も耐えた建物に金物で補強を求める今の法律。



全く無名の地の無名の大工の仕事。

その知恵と誇りと技術を今一度考える時だと感じました。

 ただ見た目にノスタルジーを感じ、飾りとして古材を用いるのではなく、その由緒も含め”故材”から学ぶ。

もうこんな仕事は出来ないけど、わずかこの60年程の期間に日本から失われたものを見つめ、考え、
何かその根幹にあるDNAを今の建物に吹き込みたいです。

きっと今それが求められてると叔父も感じているのでしょう。

まちのために、これだけの行動を起こす叔父を尊敬します。

コミュニティの再生も同様に感じているテーマでした。

暮らしたことの無い父の故郷ではありますが、じいちゃん、ばあちゃんからは

遊びに行く度にいろんな話や経験をさせてもらいました。

この歳になって、ようやくその意味が分かるようになったのかな?

会うことはもう出来ないけど、毎回もらう気付きに

「がんばれ!」

って今も言ってくれてるように思います。

ありがとう。



  
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Posted by MSF・FF at 12:34 │Comments(0) │住まい
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