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2013年04月09日
応援します! ~住宅史とスモール・シンプルな住まいづくり~
3.11以降と言われる大きな時代の変革点。
当然ながら”住まい”も大きな変革点を迎えています。
”エネルギー”や”太陽光”についてまとめようとすると、脱線に次ぐ脱線。
かつて読んだ書籍を掘り出し、いろんな事を整理する羽目になります。。
”3.11以降”の前の変革点といえば”大戦後”と言われる時代。
約70年前の同じ環境下では同じ議論がされるわけです。
写真は当時の様子をまとめた書籍。

やはりシンプルでスモールな暮らしを求めて様々なアイデアが出されています。
”エネルギー”について考えるなら、器の大きさを定義する事。
豊かさを失った暮らしの中で求めた豊かさの定義とは?
(背景に資材、エネルギーの不足がある時代背景が同じです)
私たちはまず、その定義の大半が床面積で30坪未満である事を知らなければなりません。
今、私たちが”住まいに求める広さ”の平均値はどれ位になっているか?
単身から二世帯まで様々な住まいがありますが、全体の80%が核家族世帯での全体平均値
で約40坪という数字が出ています。
また、
住宅施策として誘導型一般世帯(地方型)の計算式では
25㎡×世帯人数(年齢低減係数あり)+25㎡
仮に大人4人を想定すると125㎡(37.8坪)となります。
同時に出されている、健康で文化的な住生活を営む基礎としての住まいの面積は
10㎡×世帯人数(年齢低減係数あり)+10㎡
同様に4人だと50㎡(15.1坪)となり少々極端な気もしますが、
両方の真ん中が87.5㎡(26.5坪)。
戦後の指標の意味合いも見えてくる気がします。
僕も自分なりに戦後の復興住宅や、震災復興住宅などを見聞きし、
お客様の要望などの経験も加味してモデルプランを作成すると、
28坪という数字に行きついています。
ちなみに、住宅史の中の間取りを見ると、
40坪を超える間取りには特徴的なお部屋があります。
今では絶対書くことの無い部屋名なのですが、
分かりますか?
こたえは「女中室」なんです。
これが当たり前に設けられている戦前の住まい。
大勢が集まる大きな住まいを運営・維持管理するためなのですが、
その大きさの住まいに現代の我々は暮らしていることになります。
家事からの解放は現代の暮らしの中でとても大切な事とされ、
様々な設備や道具が世に出て来ますが、
もう一つ住まいの大きさも考えなくてはならない事なんだと思いますね。
当然ながら”住まい”も大きな変革点を迎えています。
”エネルギー”や”太陽光”についてまとめようとすると、脱線に次ぐ脱線。
かつて読んだ書籍を掘り出し、いろんな事を整理する羽目になります。。
”3.11以降”の前の変革点といえば”大戦後”と言われる時代。
約70年前の同じ環境下では同じ議論がされるわけです。
写真は当時の様子をまとめた書籍。

やはりシンプルでスモールな暮らしを求めて様々なアイデアが出されています。
”エネルギー”について考えるなら、器の大きさを定義する事。
豊かさを失った暮らしの中で求めた豊かさの定義とは?
(背景に資材、エネルギーの不足がある時代背景が同じです)
私たちはまず、その定義の大半が床面積で30坪未満である事を知らなければなりません。
今、私たちが”住まいに求める広さ”の平均値はどれ位になっているか?
単身から二世帯まで様々な住まいがありますが、全体の80%が核家族世帯での全体平均値
で約40坪という数字が出ています。
また、
住宅施策として誘導型一般世帯(地方型)の計算式では
25㎡×世帯人数(年齢低減係数あり)+25㎡
仮に大人4人を想定すると125㎡(37.8坪)となります。
同時に出されている、健康で文化的な住生活を営む基礎としての住まいの面積は
10㎡×世帯人数(年齢低減係数あり)+10㎡
同様に4人だと50㎡(15.1坪)となり少々極端な気もしますが、
両方の真ん中が87.5㎡(26.5坪)。
戦後の指標の意味合いも見えてくる気がします。
僕も自分なりに戦後の復興住宅や、震災復興住宅などを見聞きし、
お客様の要望などの経験も加味してモデルプランを作成すると、
28坪という数字に行きついています。
ちなみに、住宅史の中の間取りを見ると、
40坪を超える間取りには特徴的なお部屋があります。
今では絶対書くことの無い部屋名なのですが、
分かりますか?
こたえは「女中室」なんです。
これが当たり前に設けられている戦前の住まい。
大勢が集まる大きな住まいを運営・維持管理するためなのですが、
その大きさの住まいに現代の我々は暮らしていることになります。
家事からの解放は現代の暮らしの中でとても大切な事とされ、
様々な設備や道具が世に出て来ますが、
もう一つ住まいの大きさも考えなくてはならない事なんだと思いますね。
Posted by MSF・FF at 13:31│Comments(0)
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