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2012年10月08日
本当の200年住宅
先日、いとこの結婚式で新潟県糸魚川市に行ってきました。
ここは、「ミタキ」の名の由来の地。
最近は訪ねる度に何か気付きをもらいます。(天国のじいちゃん、ばあちゃんありがとう。)
約4年ぶりに行くと、「ミタキハウス」という全く同業のおじさんが、築280年の民家を移築し、
地域の伝統、歴史を展示する「ふるさとの駅 よってきないや館」をオープンしていました。

廃材、古材、古道具、廃校の中にあった記念の品などを展示しながら、地酒、地域の野菜など
故郷のものを販売しています。
そして、その築280年の建物がこちら。



その迫力に圧倒されます。
そして豪雪に耐え、280年の時を経ても解体、再生される事実に感動です。
最初写真に解説がありますが、斜面に育った木の根が曲がっている事を利用した梁(はり)。
合掌造りで有名な合掌屋根の構造。地震に対応するためのヒューマンスケールぎりぎりの高さ。
雪、風、地震など大きな力が加わったときに建物がグッと踏ん張る筋肉の様な仕組みが見えてきます。
おそらく、この建物を新しい材料で造ろうと思っても、相当の費用と技術が必要でしょう。
コンピューターの計算ではその強さを実証することも限られた人しか出来ないのではないでしょうか。
分からないから280年も耐えた建物に金物で補強を求める今の法律。

全く無名の地の無名の大工の仕事。
その知恵と誇りと技術を今一度考える時だと感じました。
ただ見た目にノスタルジーを感じ、飾りとして古材を用いるのではなく、その由緒も含め”故材”から学ぶ。
もうこんな仕事は出来ないけど、わずかこの60年程の期間に日本から失われたものを見つめ、考え、
何かその根幹にあるDNAを今の建物に吹き込みたいです。
きっと今それが求められてると叔父も感じているのでしょう。
まちのために、これだけの行動を起こす叔父を尊敬します。
コミュニティの再生も同様に感じているテーマでした。
暮らしたことの無い父の故郷ではありますが、じいちゃん、ばあちゃんからは
遊びに行く度にいろんな話や経験をさせてもらいました。
この歳になって、ようやくその意味が分かるようになったのかな?
会うことはもう出来ないけど、毎回もらう気付きに
「がんばれ!」
って今も言ってくれてるように思います。
ありがとう。

ここは、「ミタキ」の名の由来の地。
最近は訪ねる度に何か気付きをもらいます。(天国のじいちゃん、ばあちゃんありがとう。)
約4年ぶりに行くと、「ミタキハウス」という全く同業のおじさんが、築280年の民家を移築し、
地域の伝統、歴史を展示する「ふるさとの駅 よってきないや館」をオープンしていました。

廃材、古材、古道具、廃校の中にあった記念の品などを展示しながら、地酒、地域の野菜など
故郷のものを販売しています。
そして、その築280年の建物がこちら。



その迫力に圧倒されます。
そして豪雪に耐え、280年の時を経ても解体、再生される事実に感動です。
最初写真に解説がありますが、斜面に育った木の根が曲がっている事を利用した梁(はり)。
合掌造りで有名な合掌屋根の構造。地震に対応するためのヒューマンスケールぎりぎりの高さ。
雪、風、地震など大きな力が加わったときに建物がグッと踏ん張る筋肉の様な仕組みが見えてきます。
おそらく、この建物を新しい材料で造ろうと思っても、相当の費用と技術が必要でしょう。
コンピューターの計算ではその強さを実証することも限られた人しか出来ないのではないでしょうか。
分からないから280年も耐えた建物に金物で補強を求める今の法律。

全く無名の地の無名の大工の仕事。
その知恵と誇りと技術を今一度考える時だと感じました。
ただ見た目にノスタルジーを感じ、飾りとして古材を用いるのではなく、その由緒も含め”故材”から学ぶ。
もうこんな仕事は出来ないけど、わずかこの60年程の期間に日本から失われたものを見つめ、考え、
何かその根幹にあるDNAを今の建物に吹き込みたいです。
きっと今それが求められてると叔父も感じているのでしょう。
まちのために、これだけの行動を起こす叔父を尊敬します。
コミュニティの再生も同様に感じているテーマでした。
暮らしたことの無い父の故郷ではありますが、じいちゃん、ばあちゃんからは
遊びに行く度にいろんな話や経験をさせてもらいました。
この歳になって、ようやくその意味が分かるようになったのかな?
会うことはもう出来ないけど、毎回もらう気付きに
「がんばれ!」
って今も言ってくれてるように思います。
ありがとう。

Posted by MSF・FF at 12:34│Comments(0)
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