住まいづくりを応援します/ミタキスペースファクトリー › 2010年06月09日
2010年06月09日
首相の住まい。と今後の住まい。
スタートした新内閣。
菅首相の自宅が度々テレビに出てきますね。
二世議員では無いことの象徴として借家住まいである事も伝えられます。
印象は驚いてしまう程の庶民的な暮らしで、好感を超えてホント?と思ってしまうほどです。
我家もそうですが、バブル以降の止まってしまった日本の経済を表現するべく、その頃から止まってしまった家の様子にある種のリアリティーを感じてしまいます。
そして先日示した方向は「最小不幸社会」
ちょっとネガティブに聞こえるこの言葉と首相の住まい方から今後の住宅施策をどう読み解くか?
そんな事を考えてみました。
・住まいの最小不幸とは?
逆に住まいに関する最大の不幸とは、住まう場所が無いことです。公園で暮らしてベストセラーを書い
た人も居ますが、ホームレスとして過ごす場すらない事が最大の不幸なのかもしれません。
そういう意味からして、まずは屋根と壁をどんなカタチであれ得る事が最小不幸の条件です。
次に、屋根と壁があったとしても、他人の土地や公共の場で得る事は認められませんので、少なくとも
法で認められた所在を得る事も条件と言えるでしょう。
また、家族での住まいと考えると、家族がバラバラで住まうのもある時期までは不幸ですので、家族で
子どもを育てる環境が整う事も必要でしょう。
こうして考えると、最小不幸の実現には持ち家を持つというかつての日本の施策は考えられない。
しかも、首相自身も持ち家で暮らしてこなかった人であります。
つまり、豊かな社会の中で当たり前になっていた価値観を一掃し、モノでは無いココロの部分に豊かさを求め、それを支える最低限の雇用と所得、生活基盤を実現しようというのが本質なのだと思います。
まだまだ安定しない政権ですので、いつまでこの方針が続くか分かりませんが、振り回されたとしても覚悟のいる時代に突入したなあというのが僕の実感です。
当然、住まいの作り手も持っている価値観を大きくシフトする必要があります。
かねてより、最小限住宅など戦後の住宅について勉強してきましたが、いよいよリアリティーが出てきたと思います。
持ち家か借家かという選択は、収入に左右される選択肢だと古い価値感では思って来ましたが、これからはそうではありません。自らの人生を豊かに暮らすためにはどちらが必要なのかを選択する時代だと言う事なんです。
ですから、僕のするべき事は、借家か持ち家かの選択を等価で出来るようにすること。
それには家をもっと小さくても豊かにする必要がありますし、中古としても流通がし易い方法も必要です。
まだまだ勉強して時間のかかる話ですが、問題としてはやりがいのある話です。
土地がもう少し安くなるのも必要なんですけどねえ・・
菅首相の自宅が度々テレビに出てきますね。
二世議員では無いことの象徴として借家住まいである事も伝えられます。
印象は驚いてしまう程の庶民的な暮らしで、好感を超えてホント?と思ってしまうほどです。
我家もそうですが、バブル以降の止まってしまった日本の経済を表現するべく、その頃から止まってしまった家の様子にある種のリアリティーを感じてしまいます。
そして先日示した方向は「最小不幸社会」
ちょっとネガティブに聞こえるこの言葉と首相の住まい方から今後の住宅施策をどう読み解くか?
そんな事を考えてみました。
・住まいの最小不幸とは?
逆に住まいに関する最大の不幸とは、住まう場所が無いことです。公園で暮らしてベストセラーを書い
た人も居ますが、ホームレスとして過ごす場すらない事が最大の不幸なのかもしれません。
そういう意味からして、まずは屋根と壁をどんなカタチであれ得る事が最小不幸の条件です。
次に、屋根と壁があったとしても、他人の土地や公共の場で得る事は認められませんので、少なくとも
法で認められた所在を得る事も条件と言えるでしょう。
また、家族での住まいと考えると、家族がバラバラで住まうのもある時期までは不幸ですので、家族で
子どもを育てる環境が整う事も必要でしょう。
こうして考えると、最小不幸の実現には持ち家を持つというかつての日本の施策は考えられない。
しかも、首相自身も持ち家で暮らしてこなかった人であります。
つまり、豊かな社会の中で当たり前になっていた価値観を一掃し、モノでは無いココロの部分に豊かさを求め、それを支える最低限の雇用と所得、生活基盤を実現しようというのが本質なのだと思います。
まだまだ安定しない政権ですので、いつまでこの方針が続くか分かりませんが、振り回されたとしても覚悟のいる時代に突入したなあというのが僕の実感です。
当然、住まいの作り手も持っている価値観を大きくシフトする必要があります。
かねてより、最小限住宅など戦後の住宅について勉強してきましたが、いよいよリアリティーが出てきたと思います。
持ち家か借家かという選択は、収入に左右される選択肢だと古い価値感では思って来ましたが、これからはそうではありません。自らの人生を豊かに暮らすためにはどちらが必要なのかを選択する時代だと言う事なんです。
ですから、僕のするべき事は、借家か持ち家かの選択を等価で出来るようにすること。
それには家をもっと小さくても豊かにする必要がありますし、中古としても流通がし易い方法も必要です。
まだまだ勉強して時間のかかる話ですが、問題としてはやりがいのある話です。
土地がもう少し安くなるのも必要なんですけどねえ・・