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2010年11月15日
「住まいの見学会」開催に向けて
12月11日(土曜日)12日(日曜日)に新城市にて「住まいの見学会」を開催します。
少し早いアナウンスですが、それには理由があります。
それは、今度の見学会へはこれまでには無い思いがあるからです。
「住まい」をつくり始め10年が経とうとしています。
10年の節目に、これまで多くのご家族にお世話になった一つ一つの出来事を思い出しながら10年前と現在を比べてみたりするのですが、この10年は住まいを取り巻く環境に本当にいろいろな事が起こっているのが実感です。
大きくは、
〇様々な情報が増え、不安が増えました。
これは住まいに限る事ではありませんが、良くも悪くも何を信用して良いのか判断の難しい時代になりました。
〇世界の動きと連動する住まい
原油の価格、金融危機、地球環境・・・10年前は感じなかった世界との連動を感じます。
〇これからの生活の変化
このブログのスタートに書いた産業の変化はきっと生活を変化させる事になるでしょう。
電気自動車に代表される様に技術の進歩も着実に進んでいます。
これまで安定した社会の中で形態や機能を争ってきた「住まい」は今後、「住まい」という言葉に表れているように「住まい方」つまり、より本質的に「人がどの様に暮らすのか」を問われる様になってくると感じます。
今度の見学会ではこの3年間、薄っすらと世の中の変化に気づき、いろんな角度から住まいを見つめなおしたお話を皆さんに見て、聞いて欲しいと思っているのです。
詳細はまた書きますね。
ここからは、見学会に向けた「はじめに」です。
興味のある方は是非読んでみて下さい。
~はじめに~
暮らす場所を表す言葉には「住宅」「住居」「家屋」「家」「民家」「住まい」「ウチ」といろいろあります。
法律や専門的な表現の「住宅」「住居」「家屋」
「〇〇家」の様に自身の続柄・伝統をも表現する「家」
暮らしのスタイルを表す「住まい」
他人との境界を表現している「ウチ」
僕はこう考えます。
かつて
業者は「住宅」のプロで、
お客様は「住まい」のプロ。
お互いにコミュニケーションを深め
アイデアを出し合い、独自の「家」
を持つことが出来ました。
そこに気軽に出入りして欲しくて
「ウチ」においでと言えたのだと。
いまは大きな変化の中で
経済、制度が混乱し「住宅」のプロも悩んでいる。
様々な暮らし方があり「住まい」のプロになれない。
個を大切にするがため「家」という家族にも距離が出来る。
社会・人間関係が複雑になり気軽に「ウチ」に呼べない。
かつての業者は「住宅」を提供できれば良かったかもしれない。
でも今は、「住宅」の技術はもちろん、暮らし方も含めた「住まい」を
提供しなくてはいけないのだと思う。
そこには「家」が出来上がる内の関係と「ウチ」においでよと呼べる
外との関係がある事。
このブログのタイトルにある「住まい」とは「暮らし方」で、
アイデアとデザインとは形態では無く関係を示す言葉なのです。
本当にありがたい事で、これまでのお客様には様々な「暮らし方」を教わりました。
自分も親になり、「住まい」の内と外にある関係も分かって来ました。
時代や地域を越えて様々な「住まい」についても勉強しました。
そんな思いを一つの「住まい」に表現してみたい。
そのために見学会では様々な方といろんな話がしたいと思っています。
つづく
少し早いアナウンスですが、それには理由があります。
それは、今度の見学会へはこれまでには無い思いがあるからです。
「住まい」をつくり始め10年が経とうとしています。
10年の節目に、これまで多くのご家族にお世話になった一つ一つの出来事を思い出しながら10年前と現在を比べてみたりするのですが、この10年は住まいを取り巻く環境に本当にいろいろな事が起こっているのが実感です。
大きくは、
〇様々な情報が増え、不安が増えました。
これは住まいに限る事ではありませんが、良くも悪くも何を信用して良いのか判断の難しい時代になりました。
〇世界の動きと連動する住まい
原油の価格、金融危機、地球環境・・・10年前は感じなかった世界との連動を感じます。
〇これからの生活の変化
このブログのスタートに書いた産業の変化はきっと生活を変化させる事になるでしょう。
電気自動車に代表される様に技術の進歩も着実に進んでいます。
これまで安定した社会の中で形態や機能を争ってきた「住まい」は今後、「住まい」という言葉に表れているように「住まい方」つまり、より本質的に「人がどの様に暮らすのか」を問われる様になってくると感じます。
今度の見学会ではこの3年間、薄っすらと世の中の変化に気づき、いろんな角度から住まいを見つめなおしたお話を皆さんに見て、聞いて欲しいと思っているのです。
詳細はまた書きますね。
ここからは、見学会に向けた「はじめに」です。
興味のある方は是非読んでみて下さい。
~はじめに~
暮らす場所を表す言葉には「住宅」「住居」「家屋」「家」「民家」「住まい」「ウチ」といろいろあります。
法律や専門的な表現の「住宅」「住居」「家屋」
「〇〇家」の様に自身の続柄・伝統をも表現する「家」
暮らしのスタイルを表す「住まい」
他人との境界を表現している「ウチ」
僕はこう考えます。
かつて
業者は「住宅」のプロで、
お客様は「住まい」のプロ。
お互いにコミュニケーションを深め
アイデアを出し合い、独自の「家」
を持つことが出来ました。
そこに気軽に出入りして欲しくて
「ウチ」においでと言えたのだと。
いまは大きな変化の中で
経済、制度が混乱し「住宅」のプロも悩んでいる。
様々な暮らし方があり「住まい」のプロになれない。
個を大切にするがため「家」という家族にも距離が出来る。
社会・人間関係が複雑になり気軽に「ウチ」に呼べない。
かつての業者は「住宅」を提供できれば良かったかもしれない。
でも今は、「住宅」の技術はもちろん、暮らし方も含めた「住まい」を
提供しなくてはいけないのだと思う。
そこには「家」が出来上がる内の関係と「ウチ」においでよと呼べる
外との関係がある事。
このブログのタイトルにある「住まい」とは「暮らし方」で、
アイデアとデザインとは形態では無く関係を示す言葉なのです。
本当にありがたい事で、これまでのお客様には様々な「暮らし方」を教わりました。
自分も親になり、「住まい」の内と外にある関係も分かって来ました。
時代や地域を越えて様々な「住まい」についても勉強しました。
そんな思いを一つの「住まい」に表現してみたい。
そのために見学会では様々な方といろんな話がしたいと思っています。
つづく
Posted by MSF・FF at 14:09│Comments(2)
│住まい
この記事へのコメント
私は現代、それも最近において、
「人の家には行きたいが自分の家には来てほしくない。」
と言う人が増えてきていると感じています。
それが良いとか悪いとかはわかりませんが、私個人の意見としては安心してコミニケーションを取る場所の確保に困っているのではないでしょうか。
もし、小さくても安心してお客様を迎え入れることのできる家があったら。
「私、こんな素敵な家に住んでいるのよ。どうぞ遊びに来て。」って家があったら。
そんな家があれば人生は少しだけ豊かになるのかもしれませんね。
そこから始まる人と人の絆みたいなものが、更に人生を豊かにするのではないでしょうか。
住まいに心の充実を求めるのは昔から変わらない様な気がします。
長文失礼しました。m(_ _)m
「人の家には行きたいが自分の家には来てほしくない。」
と言う人が増えてきていると感じています。
それが良いとか悪いとかはわかりませんが、私個人の意見としては安心してコミニケーションを取る場所の確保に困っているのではないでしょうか。
もし、小さくても安心してお客様を迎え入れることのできる家があったら。
「私、こんな素敵な家に住んでいるのよ。どうぞ遊びに来て。」って家があったら。
そんな家があれば人生は少しだけ豊かになるのかもしれませんね。
そこから始まる人と人の絆みたいなものが、更に人生を豊かにするのではないでしょうか。
住まいに心の充実を求めるのは昔から変わらない様な気がします。
長文失礼しました。m(_ _)m
Posted by (有)酒井美装
at 2010年11月16日 02:00

酒井さん
コメントありがとうございます。
同感!共感!本当にそう思います。
今一度「住まい」を見つめ直す時期が来ていますね。
モノはあっても人の居ない「住まい」より
モノは無くても人の居る「住まい」がイイ。
いつかのブログにも書きましたが、仕事で遅くなって
子ども達が寝てしまった後でも、子どもが描いた絵や、
作ったブロックが置いてあるだけで、そこには子どもが居ます。
住まいにも、街にも、
人と人とが繋がる「場」を創ること。
これからミタキはそんな「場」を「住まい」の中に限らず
「街」にも創って行きます。
楽しみにしていて下さい!
コメントありがとうございます。
同感!共感!本当にそう思います。
今一度「住まい」を見つめ直す時期が来ていますね。
モノはあっても人の居ない「住まい」より
モノは無くても人の居る「住まい」がイイ。
いつかのブログにも書きましたが、仕事で遅くなって
子ども達が寝てしまった後でも、子どもが描いた絵や、
作ったブロックが置いてあるだけで、そこには子どもが居ます。
住まいにも、街にも、
人と人とが繋がる「場」を創ること。
これからミタキはそんな「場」を「住まい」の中に限らず
「街」にも創って行きます。
楽しみにしていて下さい!
Posted by たかひろ at 2010年11月16日 23:20